ディープ2年連続リーディングサイヤー首位!幅広く産駒活躍

[ 2013年12月27日 05:30 ]

 総合リーディングサイヤーは昨年初めて首位に立ったディープインパクトが、2年連続で首位の座をキープ。

 獲得賞金は54億円を超え昨年を4億円以上、上回った。勝利数(203勝)は昨年(216勝)より減ったが、それでも2年連続200勝超えは見事。アユサンが桜花賞、キズナがダービーを制覇。古馬もジェンティルドンナがジャパンC連覇、トーセンラーがマイルCS勝ちと幅広いジャンルで産駒が活躍した。G1・5勝を含む重賞19勝の戦績も文句なし。大種牡馬サンデーサイレンスの後継争いから抜け出し、長期政権を築く構えだ。

 2位も2年連続でキングカメハメハ。10、11年のリーディングサイヤーで、昨年首位から陥落したが、3位以下には大差をつけての2位キープ。ロードカナロアは国内外でG1・4勝と短距離部門を総ナメ。年度代表馬の最有力候補となっている。また、ホッコータルマエ、ベルシャザールがダートG1路線で大活躍。ディープ産駒が“苦手”とする分野で存在感を増している。サンデーサイレンス系牝馬と配合できるのが最大の強みでディープとの“2強”体制は揺るぎない。

 順位の変動こそあったものの、トップ10も昨年とほぼ同じ顔ぶれ。昨年3位に躍進したステイゴールドは6位に後退したが、天皇賞・春(フェノーメノ)、宝塚記念(ゴールドシップ)、有馬記念(オルフェーヴル)と古馬主要G1で存在感を示した。

 昨年9位のハーツクライは5位に浮上。ジャスタウェイが天皇賞・秋を制するなどG1戦線で活躍。来季が楽しみだ。

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2013年12月27日のニュース