ウインズ新橋、来年12月で閉鎖 50年の歴史も老朽化で

[ 2013年12月25日 05:30 ]

 JRAは24日、ウインズ新橋(東京都港区)とウインズ高崎(群馬県高崎市)の営業を来年度中に終了すると発表した。高崎は6月1日、新橋は来年12月28日の営業を最後に閉鎖される。

 66年スタートの新橋は施設の老朽化で快適な観戦環境を提供するのが困難になったことが理由。同ウインズで実施されているG1の金曜発売については「他の事業所に振り替えることも含め検討中」(中村巌ウインズ事業室長)とした。高崎は一部を利用してきた旧高崎競馬場施設に、新たにコンベンション施設が建設されることが決まり、15年度に着工されることを受け、やむなく営業終了となった。

 ウインズは94年の2兆7964億円をピークに売り上げは減少。今年は7963億円で、インターネットを含む電話投票の1兆4549億円に大きく水をあけられた。なお、今年3月31日をもってウインズ銀座通りが閉鎖。北海道の室蘭、静内も5月26日に営業を終了した。

 ▼ウインズ(WINS) JRAの「場外勝馬投票券発売所」を親しみやすくするために87年から導入された愛称。「WINing Spot(勝つ場所)」と「Weekend IN Spot(週末にいる場所)」の2つの意味が込められている。地方競馬の発売システムを利用する「J―PLACE」とは区別される。

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2013年12月25日のニュース