【有馬記念】ゴールドシップ意地の3着「走る気持ち戻った」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

<有馬記念>3着に敗れ引き揚げるゴールドシップとムーア

 2番人気に支持された昨年の覇者ゴールドシップが意地の3着だ。

 1周目は押して中団の位置を確保するとすぐ後ろのオルフェーヴルにマークされる形。2周目3コーナー過ぎ、早々に動いたライバルにワンテンポ遅れて外から進出開始。4コーナーで外ウインバリアシオンと馬体をこすりあわせながらも、不屈の闘志で馬群から抜け出して脚を伸ばした。「きょうの馬場はこの馬に合わなかった。それでも馬は良くなっている」と初コンビのムーアは愛馬をねぎらった。

 前走・ジャパンCは見せ場なく15着。陣営は鞍上を内田からスイッチすることを決断。さらに久々にCWコースで最終追い、ブリンカー着用と攻めの対策を施して臨んだ一戦。須貝師は「走る気持ちが戻っていた。オルフェが動いたときに一緒に動けなかったことをムーアも悔しがっていた。それでも中団でも運べて、しまい伸びたのを確認できて良かった」と安どの表情。続けて「オルフェは強かった。一回でも戦えたことを光栄に思う」とライバルを称えた。

 検量室では須貝師が内田と談笑するシーンも。「(内田が騎乗した)トーセンジョーダンについて話していた」と師。来年は予定通り凱旋門賞挑戦を視野に入れローテーションが組まれる予定。オルフェが去った競馬界をけん引していくのは、この馬だ。

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2013年12月23日のニュース