【有馬記念】オルフェ8馬身差の有終V!池添「世界一、強い」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

<有馬記念>最終コーナーで先頭に立つオルフェーヴル

 やっぱオルフェは強かった!!13年中央競馬のG1を締めくくるグランプリ「第58回有馬記念」が22日、12万を超える大観衆を集めた中山競馬場で行われた。ラストランとなった1番人気オルフェーヴルが3コーナーから早めスパートで後続に8馬身差をつける圧勝劇。鞍上・池添謙一(34)と息ピッタリの走りで有終の美を飾った。通算21戦、山あり谷ありの戦績を残した希代の「3冠馬」は最高の結果で種牡馬入りに花を添えた。

 桁違いの強さに12万人が詰めかけたスタンドが歓声で揺れた。直線、トップスピードに乗ったオルフェーヴルが後続との差を一気に広げていく。ラスト1Fは完全に独り舞台。ライバルに付け入る隙を一切与えず悠々とゴールへ。2着ウインバリアシオンとの着差は何と8馬身。03年に9馬身差で制したシンボリクリスエスに次ぐ圧勝劇で有終の美を飾った。

 レース後、池添は「この馬を信じて乗りました。本当に凄い馬。僕はオルフェーヴルが世界一、強いと思っています!お疲れさまでした、ありがとうと言いたいです」と愛馬への思いをストレートに表現した。

 レースは相手関係よりも、まずは自分自身との闘いだった。折り合いをつける。池添はこの一点だけに集中していた。「手応えはバッチリ。3コーナーで動くのが早いかなと思ったけど馬が行く気になっていたし、そこは逆らわないで僕とこの馬なりにゆっくり上がっていきました」。人馬一体の走りで6度目のG1制覇を成し遂げた。

 デビュー戦から手綱を任され、誰よりもこの馬の強さを知る池添も昨年のフランス遠征でコンビを組むことはできなかった。そして今年4月。今年こそフランスでも鞍上に指名されるため、海を渡った。しかし渡仏から1カ月後、今年もフランス遠征の鞍上はスミヨンに決定。結果は昨年と同じでも、その過程には大きな違いがある。

 「オルフェーヴルに乗せてもらって凱旋門賞を勝つ。その夢をかなえることはできなかったけど去年と違って今年は自分でやれることをやったし、それでダメなら仕方ないって思えた。どんな状況でも諦めちゃいけない、自分で切り開いていかないとダメなんだって強く思いました」

 有馬記念の騎乗依頼を正式に受けたのは凱旋門賞が終わってからのこと。また乗れる、ともにグランプリを戦える。気持ちを奮い立たせた。

 「この馬の騎手でいられて良かった。乗れなかった悔しさは今もありますよ。今度はオルフェーヴルの子供で凱旋門賞を勝つという夢をかなえたいですね」

 固い絆で結ばれ、何度もプレッシャーに打ち勝った人馬は、最高の結末でラストページを締めくくった。

 ◆オルフェーヴル 父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)牡5歳 栗東・池江厩舎所属 馬主・サンデーレーシング 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績21戦12勝(うち海外4戦2勝) 総獲得賞金15億7621万3000円。

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