【賞金女王シリーズ戦】10万円差で涙の宇野、雪辱駆け

[ 2013年12月10日 05:30 ]

シリーズ戦回りとなったものの、気持ちを切り替えた宇野

 「第2回賞金女王決定戦&シリーズ戦」は、ベスト12による賞金女王決定戦(12~15日)に先駆けて10日、シリーズ戦が開幕する。賞金ランク13位の宇野弥生(27=愛知)が好機をゲット。初日は7Rと12Rドリーム戦の2回乗り。10万円差で賞金レースに敗れた悔しさをバネに好発進を狙う。12Rの相手は2コースの永井聖美(34=愛知)。低調機をどこまで立て直せるかがカギになる。

 「シリーズ戦を盛り上げたい!」――。最後までもつれた賞金バトル。宇野は約10万円の差でベスト12入りを逃しシリーズ戦回りとなったが、気持ちを切り替え主役を買って出た。

 引いたエンジン33号機は、上位12機が抜けた中ではトップクラス。ドリーム戦の中では1番景気のいいコメントを発していた。加えて足回りの感触だけでなく「スタートも勘通りでした」と、スタート決着型の宇野にとって最高の前検手応え。初日7、12Rで幸先いいスタートを切って、主役の座を速攻ゲットしたい。

 その他ドリーム組では浅田と落合が“普通”と、最低合格ラインをクリア。浅田は持ち前のスピード戦に持ち込めるよう、乗り心地重視の調整に入るもよう。田口は握り込みで異常を感じキャブと電気の点検を予定。そこさえ直れば問題はなさそうだ。パワーアップが急務となるのが永井と遠藤。永井は小技が利く感じではなく現状のままで2コースという位置は微妙。遠藤は行き足が甘く、カド受けでは早い仕掛けが必要だ。

 ドリーム以外では前節のV機を引き当てた柳沢が行き足と回り足に好感触。水口、岸、松本、滝川も前走者が優出しているパワーを引き継ぎ、合格点を出している。

 ほか小野、竹井といったフレッシュな2人が機歴以上の力強さを感じとっており、実戦で楽しみな動きを披露。特に小野は近5場所で4優出と急上昇しており、動向から目が離せない。

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2013年12月10日のニュース