ダイユウサク、28歳大往生 91年有馬V“世紀の一発屋”

[ 2013年12月10日 05:30 ]

91年有馬記念を14番人気で制したダイユウサク。鞍上は熊沢。右は内藤繁師

 JRAは9日、91年有馬記念を15頭立て14番人気で制したダイユウサクが8日午後、老衰のため、けい養先の北海道浦河町うらかわ優駿ビレッジAERUで死んだと発表した。28歳。

 現役時は内藤繁春厩舎に所属し38戦11勝。91年グランプリは単勝137・9倍の超伏兵だったが、1番人気メジロマックイーンを力強くかわし、2分30秒6のレコード(当時)でV。テレビは「これはびっくりダイユウサク!!」と実況した。

 種牡馬入り後は目立った産駒を残せず、AERUで余生を送っていた。スタッフの太田篤志氏は「放牧地で寝たまま、静かに息を引き取りました。カイバ食いが一時期悪くなりましたが、最近は全部平らげていたのですが…」と話した。

 ▼平田修師(当時の担当調教助手)先月、一緒に写真を撮った時、だいぶ年を取ったなと感じた。寂しいけど、いずれ来ること。よくぞここまで長生きしてくれた。

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2013年12月10日のニュース