【阪神JF】断然人気ハープスター鼻差2着…首の上げ下げに泣く

[ 2013年12月9日 05:30 ]

 届いたかに見えた。単勝1・7倍の断然人気ハープスターはゴール前、2頭の間を割って伸びたが惜しくも鼻差の2着。上がり3Fは最速タイ33秒6の切れ味を発揮したが、首の上げ下げに泣いた。

 レース後、引き揚げてきた川田は悔しそうに切りだした。

 「着差が着差だけに、非常に申し訳なく思っています。これだけの馬を負けさせてしまった。申し訳ないです。久々でも、馬はよく頑張ってくれました」

 スタートを五分に出て14番手の位置取り。じっくりと脚をため、直線はロスなく馬群を縫うように伸びた。最後は3頭併せの真ん中。普通の2歳牝馬ならひるむところだが、力強く抜け出そうとした。松田博師は「直線は無理なところに入ってしまったな。外を回っていれば違ったかも…」と振り返った。負けはしたが、非凡なパフォーマンスは見せた。天才少女は来春、同じ舞台で巻き返すに違いない。

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2013年12月9日のニュース