【阪神JF】過去5年で5頭好走!“栗東滞在東娘”クリスマスに注目

[ 2013年12月4日 05:30 ]

栗東滞在で体調を整えるクリスマス

 2歳女王決定戦「阪神JF」は栗東滞在の関東娘が来る!!09年優勝アパパネなど、08~11年まで4年連続で“栗東滞在関東馬”が馬券圏内に好走。今年はただ1頭の栗東滞在馬クリスマスに注目だ。函館2歳S優勝馬が前走・アルテミスS7着で人気急降下。来ればビッグなクリスマスプレゼントになる。

【阪神JF】

 阪神JFの風物詩。それは関東馬の栗東滞在。過去5年の1~3着馬15頭中、関東馬は半数以上の8頭を占める。うち、09年優勝アパパネなど5頭が栗東滞在で結果を出した。今年の栗東滞在はただ1頭。函館2歳S優勝馬クリスマスが先月19日に早々と栗東入り。3日はCWコースを軽快に流した。

 騎乗した柴田未崎助手(36)は「環境に早めに慣れ、オンとオフの切り替えもできている。カイバもこの馬なりに食べている」。3日の調教後の計量では424キロ。前走・アルテミスS(7着)の440キロから一見減ったように思えるが、2走前の函館2歳S(426キロ)とほぼ同じ。前走の重め残りが解消したとみるべきだ。1週前追いは新コンビのM・デムーロを背にCWコースで6Fからきっちり。不慣れな環境に溶け込めず、食欲減退という、栗東滞在“負のパターン”もあるが、この馬に関しては当てはまらない。

 日々の鍛錬の効果は大きい。騎手時代も含め、栗東初出張の同助手は効果をこう説明した。「(1)Wコースに深さがあり、パワーがつく」「(2)坂路勾配が美浦よりきつい」「(3)坂路帰りの逍遥(しょうよう)馬道の起伏が激しく、歩くだけで体力を使う」「(4)輸送の面のメリットが大きい」

 栗東~阪神は約82キロ、約1時間半の当日輸送。約9時間の美浦~阪神に比べ、直前の負担を相当に軽減できる。

 牡馬相手の新馬→函館2歳Sを楽勝した実績をここで見直すべきだ。「スピードが一番の持ち味だが(前走騎乗の)武豊さんは距離は持つと言ってくれた。血統的にも問題ない」。父は凱旋門賞馬バゴ。少なくともマイルが限界とは思えない。栗東滞在でしっかり体調を整えている東娘。一足早いクリスマスプレゼントへ、準備万端だ。

続きを表示

2013年12月4日のニュース