【ジャパンC】2着デニムアンドルビー 最速上がりも鼻差に泣く

[ 2013年11月25日 05:30 ]

 内外離れての入線。デニムアンドルビーの浜中は「勝ったと思った」と振り返った。同じディープインパクト産駒の先輩牝馬との差を1完歩ごとに詰め、脚色は優勢。しかし、約24センチ届いていなかった。もちろん悔しさはあるが、納得もできる内容。初騎乗で大金星を逸した浜中は「馬はポテンシャルの高さを見せてくれた。あの差が(騎手の)世界との差です」と話した。

 道中は後方から4~5番手。馬群の後ろで脚をため、直線は外から前を行く各馬を次々にかわした。上がり3F33秒2はメンバー最速かつ自己最速。浜中は「ためながらも、しっかりハミを取って走ってくれた。直線で前が空くタイミングも良かった」と話した。

 秋4戦目、エリザベス女王杯から中1週と厳しいローテーションだったが、434キロの小柄な牝馬は期待に応えた。角居師は「高速馬場にスローペース。(3歳牝馬で)重量に恵まれたこともあるが、各世代のチャンピオン相手にこれだけやれたのだから、今後が楽しみ。合う競馬場で合う馬場になれば力を出してくれる」と愛馬を褒めた。今後は有馬記念には向かわず、放牧に出される予定。ウオッカの角居厩舎からまた1頭、強い牝馬が現れた。

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2013年11月25日のニュース