【ジャパンC】エイシンフラッシュ猛時計12秒0!7馬身の大先着

[ 2013年11月21日 05:30 ]

M・デムーロの合図に鋭く反応したエイシンフラッシュ

 天皇賞・秋3着から巻き返しを期すエイシンフラッシュはなんと7馬身の大先着。休養明け3戦目で上積み必至だ。

【ジャパンC】

 エイシンフラッシュはCWコースでエアラギオール(5歳1000万)を追走して、直線内に向くと、鞍上もM・デムーロが軽く仕掛けただけでグンと加速。僚馬を難なく突き放すと6F80秒9~12秒0の猛時計を楽に刻む。ゴール板を過ぎた頃には、7馬身もの差がついていた。

 「突き放すのは普通のこと。フラッシュ自身が何をすべきか分かっている」

 鞍上は復活Vに導いた昨秋の天皇賞からコンタクトをとって、調教で動く馬だと肌で感じている。それを踏まえても「いい状態がずっと続いている」と前走後も疲れがなく、出来落ちがないことに笑顔をみせた。

 連覇を狙った前走・天皇賞は3着。デムーロは「前走は(良でも)緩い馬場だったし、包まれて動けない場面もあったからね」と振り返り「パンパンの馬場の方がいい。スローペースになって瞬発力勝負になれば。エイシンフラッシュほどの瞬発力をみせる馬はそうはいないよ。本当に凄い馬」と反撃を期す。

 当初、12月の香港国際競走に向かうプランもあった。藤原英師は「香港は春に3着だったからリベンジという気持ちもあったけど、最終的に日本で走って盛り上げようと」とJC選択の経緯を説明。過去3年は8、8、9着と結果が出ていないが、3年前に同じ東京2400メートルのダービーを制している。「自分のスタイルを貫いて結果を出したい」と指揮官は意気込んだ。確固たる逃げ馬不在の今回、ダービー同様の上がり勝負になって突き抜けるシーンがあっていい。

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