【津・チャレンジC】桐生 圧巻3人抜きでシリーズ初勝利!

[ 2013年11月21日 05:30 ]

怒とうの3人抜きを見せつけてシリーズ初勝利を飾った桐生

 SG「第16回チャレンジカップ」は20日、シリーズ2日目を行った。艇界屈指のスピード派である桐生順平(27=埼玉)が、その実力を遺憾なく発揮。9Rで怒とうの3人抜きを披露し、今節初勝利を飾った。仕上がりは出足型で上々。賞金レースでも、22位からの追い込みを果たしても不思議はない足色だ。なお、田中信一郎は腰痛、井口佳典は右臀部(でんぶ)打撲により途中帰郷となった。

 先行が絶対的に有利なボートレースで、驚異の追い込みがサク裂した。2日目9R、2コースの桐生は1Mで包まれてしまいバック4、5番手。「6着になると思った」と振り返る窮地に追い込まれた。だが、2M小回りで3番手に浮上すると、2周2Mで2番手追走の瓜生を逆転。そして最終2Mでは先頭の林を差し切った。

 「たまたまですよ。7年もやってれば、こんなこともあるでしょう」と謙遜したが、賞金ランク1位の瓜生が「完敗です」と脱帽する逆転劇。艇界No・1とも評されるターンスピードを生かし、今シリーズ初白星をもぎ取った。

 もちろん旋回力だけでは勝てない。仕上がりも上々だ。「舟の向きとターン後の立ち上がりが良い」と、出足系統には好感触をつかんでいる。3日目は6R4号艇、11R1号艇の好枠2走。「S勘は合っている。0台行きます」。今度はスリット先手からの1M決着で勝利を狙う。

 同じく2日目の巻き返しに成功したのは、新田と森高の2人。共に連勝と結果は同じだが、新田が内枠2走だったことに対して森高は外枠。インパクト、気配どちらも森高が上回る。舟足は伸びを中心にトップクラス。今後さらなる活躍が見込めそうだ。

 この他では松井と湯川の伸びが強力。三井所は出足型で手応えをつかんでいる。田村は2日目12Rのアクシデントに巻き込まれたことが気掛かりだが、1Mまでの動きは良かった。3日目は内枠2走(1、8R)だけに、足落ちがなければポイントアップを期待していいだろう。

続きを表示

2013年11月21日のニュース