【マイルCS】枯れんブラックヒル 平田師“リフレッシュ効果楽しみ”

[ 2013年11月15日 05:30 ]

厩舎周りを運動するカレンブラックヒル

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、マイルCS(17日、京都)にカレンブラックヒルで挑む平田師を直撃した。

 ――カレンブラックヒルですが、今年に入ってから今一つの成績。

 平田師 初戦のフェブラリーS(15着)は初めてのダートだったので仕方ないとしても、その後の2戦が不満なのは確かです。

 ――G1勝ちのある東京マイルという舞台にも関わらず安田記念は失速して14着。

 最後に止まってしまった。あそこまで負けるとは思っていなかったので意外でした。

 ――状態などはどうだったのでしょうか?

 調整過程は良かったし、体調面に関しては問題なく仕上がっていました。それだけに敗因がよく分からないという感じでした。

 ――状態面に問題がなかったとすれば、精神面?

 そういうことかと考えて、一度、北海道に放牧に出しました。リフレッシュして戻って来てくれれば力はある馬ですので。

 ――スワンSも使おうと思えば使える状態だったと聞きました。

 使えないことはなかったです。ただ、せっかく放牧して帰ってきたのだからあまり慌てて詰め込まず、ゆっくりさせたかったので使いませんでした。

 ――ということで休み明けになりますが、もともと鉄砲は利く。

 はい。気の良いタイプで少しやれば仕上がります。体重的にも走れる状態になっていますよ。

 ――岩田騎手が3週連続で調教に乗りました。

 意外とモタモタしているのでイメージと違う感触だったのか、少々戸惑っているみたいでした。ただ、競馬に行けば変わってくるので大丈夫でしょう。

 ――京都コースは新馬戦を圧勝した舞台。

 東京のマイルでG1を勝つような馬ですからね。コースうんぬんというのは、気にしたことはありません。

 ――ひと息入れたのが良い方向に出れば巻き返せる。

 その通りだと思います。力がある馬なのは間違いありません。心身ともに良い具合で臨めれば、良い結果を出せると信じています。

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