【伊勢崎・日本選手権】永井 選手権&SGダブル4連覇に王手

[ 2013年11月4日 06:00 ]

 伊勢崎オートのSG「第45回日本選手権」(優勝賞金2000万円=副賞を含む)は4日、準決勝戦各1、2着の8人が最終12R枠番選択による0オープンの優勝戦(5100メートル=10周)で覇を競う。選手権とSGのダブル4連覇に王手をかけた永井大介(36=船橋)は圧勝した準決12Rと同じ2枠から、全国ランク1位のプライドに懸けて偉業達成に燃える。

 準決12Rを終えた永井は、直前の同11Rで落車のアクシデントに見舞われた同支部先輩の池田を気遣いながらも「船橋(支部)は凄いね」と人ごとのように目を丸くして笑いを誘っていた。最強軍団の船橋支部でも中心的存在なのだが「自分はそんな選手ではないと思っている」と、あくまで控えめなスタンスを貫く。

 伝統ある日本選手権を4年連続で制した選手も、オート界最高峰のSGを4回連続で制した選手も過去にいない。「島田(信広)さんも、飯塚(将光)さんも、片平(巧)さんも、(高橋)貢さんも、達成していない記録に挑戦できるのは素晴らしいこと」と胸を張る。もちろん、このとんでもない2つの記録を同時に達成することが簡単ではないことは十分に自覚している。その証拠に「フロントタイヤが逃げ気味になる症状が出なければもう少しペースを上げられたと思う」と、ライバルに大きく水をあける3秒368の上がりタイムを叩き出しても満足していない。周囲が調整に苦心する状況でも、常に向上心を忘れることはない。

 さあ、いよいよ迎える大一番。「(選手権とSGの4連覇は)この先なかなか挑めることではないと思うので挑みたい」と言い切った永井。成長著しい同支部後輩の内山高、中村、青山はもちろん、前回SGのオートGP(9月・船橋)優出2着以上の結果に燃える木村も、スタート力上位の荒尾も、24期コンビの伊藤信と浜野も、まとめてなぎ倒す腹づもりだ。

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2013年11月4日のニュース