【AR共和国杯】ホッコーブレーヴ&松永康師、重賞初Vへ

[ 2013年10月29日 06:00 ]

 ホッコーブレーヴがデビュー21戦目でついに重賞舞台に挑む。ここまで積み上げた5勝は全て芝2200メートル以上。中距離路線にこだわってきた。松永康師も「ようやくここまでたどり着いた」と、叩き上げの愛馬の成長に目を細めた。

 10年秋デビュー。未勝利脱出に7戦を要したが、前走のオクトーバーSを勝ってオープン入りした。「デビュー当初は腰が甘く、馬体も全体的に緩かった」と指揮官。ようやく完成期を迎え、持っていた能力をフルに発揮できる体へと成長を遂げた。

 成長は強じんさを増した末脚にも表れている。近3走は直線に坂のある東京で3F33秒台の上がりを連発。それまでの最速の上がりは34秒1。ひと皮むけたとは、このことだ。師は「今回の条件(東京芝2500メートル)は、この馬にとってベスト。今は全く心配するところがないし、期待は大きい」。意気込む松永康師も古馬重賞初挑戦。心と体がかみ合った最高のタイミングで、人馬共に重賞初Vに挑む。

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2013年10月29日のニュース