【菊花賞】マジェスティ・松永昌師“文句なしの動き、距離は持つ”

[ 2013年10月18日 06:00 ]

松永昌師期待のマジェスティハーツ(左)は最終追いで絶好の動き

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、菊花賞(20日、京都)にマジェスティハーツで挑む松永昌師を直撃した。

 ――マジェスティハーツの前走(神戸新聞杯2着)、スタートはいつも通りゆっくり。

 松永昌師 いつも遅い馬。それでも、このところは出ている方だと思う。

 ――4角では最後方の内で厳しいかと思えた。

 位置的にちょっと苦しいかと思った。ただ、最後に脚は使ってくれるので、そこそこ追い上げてくるだろうと思いながら見ていた。

 ――最後は内へササりながらも3F33秒6の脚で2着まで追い上げた。

 だいぶササッていたし、位置取りが位置取りだったので、よく2着まで来たなと思った。ここにきて本当に良くなっている。

 ――デビュー当初は頭を上げたりとハミ受けが難しい面を見せていた。

 ハミを換えるなどはしていないが、調教で教え込むなどして今はまともに(ハミを)受けるようになった。今回は折り合いが大切な距離。このあたりの成長ぶりは大きい。

 ――ここまで後方からかわされることがほとんどない。

 そういう走りぶりからも距離が延びるのが良さそうな感じはする。

 ――ただ、母系は短距離系?

 母の父はボストンハーバー。確かに短距離系。とはいえ、父のハーツクライは晩成タイプだったし、この馬自身も折り合えば距離は持つと思う。

 ――最終追い切りは?

 しまい11秒台で文句なしの動き。状態に関しては問題ない。

 ――エピファネイアが当面の相手?

 まともに競馬をされたら強そうだし他の路線の組でも怖い馬はたくさん。ただ、3000メートル戦だし、何があるか分からない。十分に勝負になると信じている。

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