【京都大賞典】ゴールドシップ万全船出!内田「もの凄いかき込み」

[ 2013年10月3日 06:00 ]

ゴールドシップ(右)は内田の合図に鋭く反応し、併せたジャスタウェイにキッチリ先着した

 G1戦線を占う京都大賞典の追い切りが2日、栗東トレセン、水沢競馬場で行われ、G1・4勝馬ゴールドシップを主戦・内田博幸(43)が好リード。手応えを残したまま坂路4F51秒1と快走した。

【京都大賞典】

 3週連続で内田がまたがったゴールドシップ。グランプリホースには覇気がみなぎっていた。坂路でパートナーのジャスタウェイ(毎日王冠出走)と並びつつ、ハミを取って前向きさ全開。内田もさすがに手綱を引っ張って制御した。ただ、ラスト2Fはある程度、自由にさせた。待ってましたとばかりに白い馬体が躍る。手綱をしごかれる僚馬とは対照的に、手応えを残したまま半馬身先着。4F51秒1~12秒8をマークした。

 「無理に引っ張ることでリズムを崩したくなかった。終わってみれば、時計が出ていたという感じ。気持ちが乗って、走る気満々。もの凄いかき込みだった」。宝塚記念前から、栗東通いがすっかり定番となり、ゴールドシップの心をつかみきった内田。ここは秋初戦。まずは馬の気持ちを優先させた。

 攻め駆けしなかった3歳時がうそのよう。須貝師は「相手がよく食い下がったと思うほど。前走時より精神的に成長した。完全に競馬モードに入っている」と目を細めた。

 宝塚記念では意識的に前のポジションを取りにいき、ジェンティルドンナ、フェノーメノをねじ伏せた。内田は「天候や当日の馬場、返し馬での感触もあるからね。ゲートを出てから」と冷静に作戦を練る。オルフェーヴル、キズナが凱旋門賞に挑み、国内の競馬を引っ張る立場であることも重々承知だ。「どんな形になっても力を出してくれると信じている。いい結果を」。力強く締めくくった。

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