【スプリンターズS】親子4代G1狙う!超良血アドマイヤセプター

[ 2013年9月25日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=24日】気がつけば5歳秋だ。超良血アドマイヤセプターは2歳夏の札幌で7馬身差圧勝の鮮烈デビュー。クラシック最有力候補と目されたが、気性面の難しさがネックで出世が遅れた。昨秋ようやくオープン入りを果たしたものの、今春G1・2戦(高松宮記念、ヴィクトリアM)は共に15着。“この馬の能力はこんなものじゃない”と信じる岡崎が厩舎に向かうと、担当の込山助手が「ようやく納得できる状態でG1に使えるよ」と笑顔を見せて続けた。

 「春は背腰に不安があったけど、徐々に本来の動きが戻ってきたよ。いい感じだね。前走は馬場に泣いたけど、それでも大きく負けてない。とにかく何とか重賞を勝たせたい馬。今回はG1で相手も強いけど、出る以上は可能性があるわけだし…ね」

 “何とか勝たせたい”理由は潜在能力の高さ。曽祖母ダイナカール、祖母エアグルーヴ、母アドマイヤグルーヴと母子3代でG1を制覇。母系に配合されてきた種牡馬はガーサント、ノーザンテースト、トニービン、サンデーサイレンス、キングカメハメハと5代連続でリーディングサイアーだ。現在は持ち乗りとしてセプター担当の込山助手は攻め専時代、母グルーヴにもまたがった。娘にもタイトルを、と力が入る。

 「セプターは気性が難しいのがネック。お母さんも難しかったけどそれ以上。力み過ぎるんだね。ただ、年を取るごとに良くなってきた。(G1制覇を)親子4代にできたらいいよね」

 昨秋にはスワンSでグランプリボスと0秒2差、京阪杯ではハクサンムーンとタイム差なしの接戦を演じた。状態さえ戻ればG1でも通用するポテンシャルはある。

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2013年9月25日のニュース