【船橋・オートレースGP】浦田 気迫で前へ!勝ちに行く

[ 2013年9月14日 06:00 ]

 船橋のオートレースGP(SG)は13日、2日目が行われた。予選2日間をけん引してきた8人によって争われる3日目12R「グランプリ特選」に1枠で登場するのが、オート界屈指の精神力を誇る浦田信輔(40=飯塚)だ。2日目11Rでは力感あふれるレース内容でシリーズ初白星をゲット。無事故完走で全員が4日目9~12Rの準決勝戦に進出できる一戦だが、負けん気を前面に出さないはずはない。トップスタートから敢然と逃げ切りを狙う。

 2日目11Rの浦田はパワーよりも気迫で白星をもぎ獲った印象だ。試走タイムの3秒38は、同ハンデで浦田より前に陣取る木村、内山高、岩見らと変わらない数字。厚い壁を突破するためにはスタートと度胸しかない。「スタートは悪くないけど、気をつけながら切っている」とFを警戒しながらの飛び出しだが、それでも序盤で4番手付近を確保。4周3コーナーで逃げ粘る地元0ハンの早船を逆転して先頭へ躍り出た。

 「基本的には初日と変わらないけど、2日目は曲がらなかった」と振り返り「思ったより回転が上がらず、中膨れのコース取りになってしまっていた」と反省。「エンジンはもう少しセッティングを扱っていく。タイヤはいろいろ試しながらハネを確認する」と慌てる様子は見られなかった。

 しかし表情は晴れやかではない。3日目12R「グランプリ特選」を制するためには、ワンランク上のパワーが必要だと感じているからだろう。11年12月の川口スーパースターを最後にSG優勝から遠ざかっている浦田が、準決以降を見据えて正念場の一戦に挑む。

 勝ち上がり制が採用されている今シリーズ、3日目は4R以降が予選となる。12R8人、8~11Rの1~4位16人、4~7Rの1、2位8人の計32人が、4日目9~12Rの準決勝戦に駒を進める。

 なお、初日にFを切り「9回出走中2回のF」により2日目は罰則休だった青山は3日目3R「一般戦」に出走する。

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2013年9月14日のニュース