【エルムＳ】レコード更新！ストリート初重賞制覇

＜エルムＳ＞重賞初制覇のフリートストリート

　第１８回エルムＳは３番人気のフリートストリート（牡４＝角居）が２番手追走から押し切って重賞初制覇。展開と馬場も味方して従来のレコードを１秒１更新する１分４２秒０の時計をはじき出した。

　３角では一瞬手応えが悪くなったが、直線に向いてグイッと加速。逃げるエーシンモアオバーを捉えると、そのまま先頭でゴールを駆け抜けた。「強い勝ち方だった。早めに動いたことが闘争心に火を付けて、直線でのやる気につながったと思います。時計のかかる馬場ならもっと良さそう」と内田。パドックから本馬場入場にかけてテンションが急上昇。周囲をヒヤヒヤさせるシーンもあっただけに、今後の課題は気性面。ひと回り成長すれば、秋の大舞台でも目が離せない存在になる。

　◆フリートストリート　父ストリートセンス　母ジェニーリンド（母の父シングスピール）牡４歳　栗東・角居厩舎所属　馬主・Ｈ・Ｈ・シェイク・モハメド氏　生産者・北海道日高町ダーレー・ジャパン・ファーム　戦績１１戦６勝　総獲得賞金１億７２１万７０００円。