【鳴門・女子王座決定戦】長嶋 センター獲りへ名乗り上げる

[ 2013年8月6日 06:00 ]

センター獲りへ、まずはDRで3号艇から勝利を目指す長嶋

 次代のセンターは誰だ!「第27回女子王座決定戦」(優勝賞金1000万円)は6日、徳島・ボートレース鳴門で開幕。絶対女王・横西奏恵さん(現姓山崎)の引退で、主役の入れ替わりが激しい女子ボート界。次代の主役に名乗りを上げたのが、ここ数年で勢力を伸ばす静岡勢の中でも、特に進境著しい長嶋万記(32=静岡)だ。

 絶対女王・横西奏恵さんの引退で注目される次代の主役争い。初代賞金女王の三浦だけでなく、田口も山川もドリーム落ち。下克上と化した女子ボートレース界に名乗りを上げたのが長嶋だ。

 「まさか自分がここに入れるとは思わなかった。いろいろ学びたい」。7度目の女子王座で初のドリーム戦に選出され、飛びっ切りの笑顔で心境を語った。昨年4Vで急上昇をしたかと思えば、今年に入っても勢いは止まらず女子王座選考期間の勝率3位。ドリーム戦では赤いカポックをまとい、シリーズの第一歩を踏み込むことになった。

 今年の1着回数、V数、勝率全てトップにも関わらず「データは全て過去のこと」と、現状に満足することはない。その理由は「日高さんや山川さんのレベルに達するにはまだまだです。早く仲間に入りたい」ため。「長い間女子選手のトップに立ち、なおかつSG常連であり続けることがトップレーサーの証、そしてそこが自分の到達点」と考えているからだ。

 当地に関しては「イメージは特にない」と言うが、今年は3度目の出場。「1回目は散々な成績で、それを踏まえてペラの形を変えたら桐生で優勝。5月、2度目の鳴門で優出。少しは良くなっていたかな」と、アドバンテージは確実にある。前検日の手応えは「自分の置く最低限のレベルはあった」とギリギリ合格点。

 「ここから上積みを狙う。納得する体感が来るまで調整したい」。女子ボート界、不動のセンター獲りへ――その第一歩となるドリーム戦に全てをぶつける。

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2013年8月6日のニュース