【新潟新馬戦】松山康師のかわいい“娘”メイソヴリン

[ 2013年8月1日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=31日】来年2月いっぱいで定年を迎える69歳の松山康師が言った。「毎日見てても飽きないんだ、かわいい顔だよ」

 残念ながら村松のことではない。新潟土曜5R(ダート1200メートル)でデビューするメイソヴリン(牝=父スウェプトオーヴァーボード)のことだ。南D(ダート)コースでトーセンパピー(新馬)と併せ1F12秒9。馬なりで1馬身先着した。「これで十分。仕上がった」。名伯楽の表情が一層緩んだ。

 早速、馬房へ。確かにかわいい…。水晶のように透き通った大きく美しい瞳。420キロと小柄だが、品のあるたたずまい。まさにお姫さまだ。「何て言うのか、今風に言えばビジュアル系ってところかなぁ」と師。一瞬、派手な化粧と髪形を想像したが、これも年の離れた記者に、少しでも距離が縮まる言葉を選んでくれた師の心遣い。村松は心が温かくなった。

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2013年8月1日のニュース