【若松・オーシャンC】伸び盛り26歳茅原 SG初優出へ気合

[ 2013年7月24日 06:00 ]

初日、3着発進に手応え十分の茅原

 若松のナイターSG「第18回オーシャンカップ」は23日に開幕した。今大会では2番目にキャリアが浅い茅原悠紀(かやはら・ゆうき、26=岡山)だが、6枠の初日2Rで3着と健闘。抜群の伸びを味方に、経験不足と大外の不利を克服した。2日目は6R2枠、12R4枠と初日よりも有利なコースが見込める。この2走でも結果を残し、6月のグランドチャンピオン決定戦に続く、2度目のSG準優出場権をグッと引き寄せる構えだ。

 今が伸び盛りの茅原が、6枠で臨んだ初日2Rで3着。上々のスタートを切った。「差し場が空かなかった」と展開が向いたわけではないが、最内差しからスルスルと伸びて浮上。舟足の良さを生かし、枠番を大きく上回る成績を残した。「伸びが良かった。乗っている体感は良くないけど、VTRを見るとターン回りも悪くない。エンジンがいいのでしょう」。成績と同じく、仕上がりも良好だ。

 昨年の新鋭チャンプで、SG参戦は今シリーズが7回目。先月のグラチャンでSGの予選を初めて通過するなど、着実にステップアップしている。「現在の目標はSGの優勝戦に乗ることと、周年記念で優勝すること。今節で優出するためにも準優に好枠で乗りたい。全部1着を獲る気で走る」と気合も満点だ。2日目の2走(6、12R)でも目は離せない。

 連勝発進に成功したのは10年の新鋭王座を制した毒島。5Rで5コースまくりを見せると、9Rではまくり差しで突き抜けた。「エンジンさまさま」と評判機のパワーを勝因に挙げたが、冷静かつ豪快なレースっぷりも光る。2日目4Rで3連勝を期待してもいいだろう。その他の予選スタート組では、やはりエース機63号を駆る浜野谷の動きが目立つ。白井、横沢、森高、平山らも水準以上の機力を引き出している。

 初日メーンの12Rドリーム戦は、秋山がまくって圧勝。出足、伸び共に好気配を漂わせており、今後も上位争いは必至だ。残るドリーム組では、2着に入った峰の動きが良かった。

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2013年7月24日のニュース