【七夕賞】7・7開催全て7文字馬名V ニシノメイゲツ一躍脚光

[ 2013年7月2日 06:00 ]

七夕賞の注目は7文字馬名のニシノメイゲツ

 七夕は7文字馬?天の川に名月??超難解な福島のハンデ重賞「第49回七夕賞」が今年は暦どおり7月7日に行われる。過去3回の七夕開催は全て同じ結末が…。同レースにまつわる不思議な現象を探ってみた。

【七夕賞】

 織女(織り姫星)と牽(けん)牛(彦星)が天の川を渡って会えたのは年に1度…。7月7日、七夕伝説の暦どおりゲートインした七夕賞は、全て7文字馬名が優勝している。85年のロシアンブルーを皮切りに91年シーキャリアー、02年イーグルカフェ。当時のJRA登録馬名を文字数別に分類すると、7文字は85年が全体の34%、91年が30%、02年が23%で、3回連続の確率はわずか2%。偶然が重なったのか。それとも、どこかで不思議な力が働いているのか。都内で活躍する西洋占星術師のルル・スピカ氏に尋ねてみると…。

 「やっぱりそうですか」と、ほほ笑みが返ってきた。「七夕に“7”が強い力を示すのは占星学の常識なのです。7月7日に7文字の馬が全勝したのは偶然ではなく、必然という気がします」。もう少し耳を傾けてみよう。「7は金星(ビーナス)が支配している数字。そして、金星は愛と美を象徴する天体ですから、年に1度、愛を実らせる七夕には強いエネルギーを持ちます。7に特別な意味がある日なのです」。七つ飾りや七種の船…。そういえば、日本の七夕行事も古来、7にちなんだお供えをしてきた。

 ちなみに、優勝した7文字馬名3頭のうち、ロシアンブルーとイーグルカフェは、騎手名(柴崎勇、田中勝春)も7文字。91年シーキャリアーは小島太なので6文字だが…。スピカさんは「この馬は金星に守護されている牡牛座か天秤(びん)座ではないですか?」と言う。調べてみると、同馬の誕生日は5月11日、牡牛座だった。「今年の七夕は蟹(かに)座がキーワード。金星と抜群に相性がいい木星が7月7日に蟹座の位置に入るからです。その蟹座の守護星は月ですが、まさか月にまつわる馬はいませんよね?」

 ニシノメイゲツ…。くしくも名月にあやかる7文字馬名である。星占いの結果を騎乗する7文字名の騎手、田中勝に伝えてみた。「この馬、福島でめっぽう走るんだよ。昨年の七夕賞でも差のない競馬をしているからね」と笑った後、突然、顔色を変えた。「あっ…調教師(田村康仁師)の名前まで7文字だよ」。昨年は7月8日の開催で5着。7月7日のゲートインなら、星回りは優勝すると告げている。

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2013年7月2日のニュース