【CBC賞】名は体を表さない?サドンストーム

[ 2013年6月28日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・栗東=27日】名は体を表さない、と言ったら言い過ぎだろうか。英訳すれば“突然の嵐”という荒々しい名を持つサドンストームだが、実はかなりの臆病者だという。岡崎が厩舎を訪れると、かつてはカワカミプリンセスを手掛けた深川助手が興味深い話を披露してくれた。

 「この馬はね、競馬場に着くと“レースが近づいてきた”と思って震えだすんですよ。レース前日に競馬場に行く準備をしていても、レース用のバンテージを目にしただけでカイバを食べなくなりますから…。だから、この馬の場合はあえて当日に準備するんです」

 そういえばレースでも怖がりな性格を象徴するシーンがあったな、と岡崎は思い出した。もまれて行きっぷりが悪くなったサドンストームを見たのは一度や二度ではない。「もまれると、ひるむところがあるけど、重賞でも突き抜ける力は間違いなくあるんです。一度使ってトモの肉が盛り上がってきたし、良くなってますからね」

 スムーズにさえ運べれば待ちに待った重賞初制覇の可能性は十分にありそうだ。

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2013年6月28日のニュース