【宝塚記念】トーセンラー 馬体パワーアップ、狙う“先手必勝”

[ 2013年6月22日 06:00 ]

先行策から打倒3強へ闘志を燃やすトーセンラー

 「第4の馬」トーセンラーが“先手必勝”を狙う。金曜朝は坂路を4F67秒8で登坂。道悪が苦手とあって藤原英師は雨空を恨めしげに見上げたが、状態に関しては手応え十分だ。昨夏から20キロ近く馬体が増えてパワーアップ。これまでの良績は天皇賞・春で2着した京都をはじめ平たんコースに集中しているが、師は「だいぶ身になってきてボリュームがある。今なら坂も克服できるのでは」と前向きに話した。

 それでも今回は3強が相手。師は「京都なら戦法も違うけど、(3強より)後ろから行くとしんどい。これだけ雨が降れば後ろもスパッとはいかないだろうし、シルポートの後ろから運びたい」と先行策を示唆した。天皇賞・春でも早めに動いたように自在性が持ち味。前々から先に動いて金星を狙う考えだ。

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2013年6月22日のニュース