【宝塚記念】シルポート西園師「強敵がけん制し合ってくれれば」

[ 2013年6月21日 06:00 ]

雨の中運動するシルポート

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、宝塚記念(23日、阪神)にシルポートで挑む西園師を直撃した。

 ――シルポートの最終追いは坂路で4F52秒6の好時計。

 西園師 馬場状態のいい時間帯だったので、やれば50秒を切れるくらい動けたと思う。

 ――連日、坂路を2本上がる調教をしている。

 早々に宝塚記念を目標に置いたので、距離(2200メートル)を意識して2本。もう一か月半くらいやっている。

 ――成果のほどは?

 最初は2本目に顎を上げてしまう感じだったが、今はしっかりと走ってくれている。この分なら距離は大丈夫そう。

 ――父ホワイトマズルという血統からも、このくらいの距離はこなせそう。

 04年に春の天皇賞を逃げ切ったイングランディーレも同じ父。脚質も同じなので、あんな競馬ができれば面白い。

 ――前走(安田記念18着)はハナに立つまで、だいぶしごいた。最後の失速は仕方ない?

 そうだね。年齢的にズブさが出てきて、3走前、前々走と逃げられなかった。だから前走は、無理にでも行ってもらった。今回はもっと楽に行けるはず。

 ――メンバー的にも単騎で逃げられそう。

 強敵がそろっているので、彼らが後ろでけん制し合ってくれれば、なおいいという気持ち。

 ――以前はコーナーが4つあるレースでの好走歴がなかったが、中山記念(昨年2着、今年3着)などで克服。

 そのあたりはもう心配していない。今回は内回りコース。さらに期待できそう。

 ――道悪になったら?

 以前、東京でひどく悪い馬場の時に好走(09年むらさき賞、不良馬場で2着)している。できればパンパンの良馬場でスピードを生かしたいが、極端な道悪になっても心配はない。

 ――他に注文は?

 楽に逃がしてほしいので、あまり注目されない方がいい。派手に取り上げないでください(笑い)。

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