角居厩舎 来年デビュー1歳世代の預託ゼロ、苦渋の決断

[ 2013年6月14日 06:00 ]

 中央G1・18勝の名門・角居厩舎が来年デビューする現1歳世代を1頭も預からないことが分かった。角居勝彦師(49)が厩舎の公式ブログ「Team Sumii」で明らかにした。

 ブログ上で「預託頭数の削減に何らかの対応を取らざる得なくなった」と理由を説明。預託頭数は12年9月まで馬房数の3倍(20馬房を超える馬房については係数2倍)までとなっていたが、今年3月から2・5倍に変更。28馬房の同厩舎は76→70頭に減少。「勝てば勝つほど馬の入れ替えが、うまくいかなくなるというジレンマに陥ってしまう」と苦渋の決断を下した。

 13日、本紙の取材に応じた角居師は「(新ルールに)抗議するという意味ではありません。(現状の)預託頭数の問題です。再来年以降の2歳馬については、状況に応じて預かっていくつもりです」と話した。トップトレーナーの決断は今後、競馬界に大きな波紋を広げることになりそうだ。

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2013年6月14日のニュース