【マーメイドS】アロマティコ 佐々木師「どんな競馬でもできる」

[ 2013年6月7日 06:00 ]

反撃ムード漂うアロマティコ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、9日阪神のマーメイドSにアロマティコで挑む佐々木師を直撃した。

 ――アロマティコの前走(ヴィクトリアM10着)ですが、スタートは極端に悪かったわけではない。

 佐々木師 スタート自体は普通に出ています。ただ、久々のマイルで、しかもG1。それで追走に苦労して最後方に下がってしまった感じです。

 ――コーナー大外を追い上げた。

 手応えがあったということかもしれないけど、さすがにG1で大外からひとまくりはできませんでした。

 ――前々走(福島牝馬S4着)も大外から伸びたが、小回りで差し切れなかった?

 それよりもあの時は福永君が初めての騎乗で、慣れていなかったような気がしました。何度か乗っていればもっと力を出せる乗り方で勝てたのではないでしょうか。

 ――器用さに欠く感じなので小回りが合わないかと思いました。

 そんなことはないですよ。調教を見ている限り不器用とは思わない。意外とどんな競馬でもできるタイプだと思っています。

 ――すると今回、今までより前で競馬をする可能性もある?

 今回から浜中君が乗りますからね。違う形の競馬になる可能性は十分に考えられるのではないでしょうか。

 ――浜中騎手の乗った最終追い切りは4F56秒3。時計的にはこのくらいで十分?

 前半ゆっくり行ったので全体的な時計は遅くなったけど、上がりは速いでしょう。浜中君も「すごく乗りやすくて素軽い動きだった」と絶賛していたので状態は良いですよ。

 ――ハンデの54キロはどうでしょう?

 このハンデなら十分に勝ち負けになると感じました。正直もう1キロくらい重いのを覚悟していましたから。

 ――あとは馬場状態?

 道悪は割り引きが必要ですが、予報をみる限りこのまま良馬場でできそうだし、そうなれば好勝負になるはずです。

 ――ダービーを勝って厩舎の雰囲気も良いのでは?

 皆、浮かれるようなこともなく一生懸命やってくれているので今週も良い結果を期待しています。

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