【安田記念】充実マイネイサベル 動きしなやか、父の無念晴らす

[ 2013年6月2日 06:00 ]

父テレグノシスの雪辱を期すマイネイサベル

 マイネイサベルは角馬場でしっかりウオーミングアップを行ってから、Wコースに移動してキャンター1周半。体全体を使ったしなやかなフォームで駆け抜けた。「長めに乗ったが、特に問題もない」。担当の大原助手は明るい表情で切り出した。「前走(ヴィクトリアマイル3着)が100%の仕上げ。この中間は上積みを望むのではなく、いかに体調を維持するかを考えた。ここまでは順調。前走とほぼ変わらない状態で出走できる」

 今季の充実ぶりには目を見張るものがある。連続して好走できないタイプだったが、今年3戦は1、2、3着と安定。「使ってもガタッとこなくなった。カイバの量も全く落ちないし、調整が楽になった」と同助手は振り返る。輸送で食欲をなくすため、前走はレース前日に東京入りしたが「もう心配なくなった」。今回は当日輸送に戻した。

 G1は7度目の挑戦だが牡馬混合は初めて。安田記念は04年、父テレグノシスが首差2着で涙をのんだレースだ。「条件の合う東京コースなら牡馬相手でも差はないと思っている」と力強く結んだ大原助手。父の無念を晴らし、悲願のG1タイトルを手に入れるか。

続きを表示

2013年6月2日のニュース