【安田記念】マイティに初の栄冠を!浜中「思い入れ最も強い」

[ 2013年5月31日 06:00 ]

浜中が特別な思いで騎乗するショウナンマイティ

 【G1ドキュメント=30日】昨年131勝でリーディングを獲得した浜中。今年も26日終了現在で51勝、3位につけている。その浜中が「現役馬で思い入れが最も強い」と語る馬がショウナンマイティだ。29日の最終追いでは自ら稽古をつけた。「手応え抜群。思ったより時計も出ていた。何とかこの馬にG1タイトルを獲らせたい。勝算はある」

 力強い言葉にひかれた細原。梅田智厩舎を訪ね、熊沢厩務員に話を聞いた。「古馬になってから着を外していない。今は本当に絶好調。浜中君とも相性抜群だし、直線で必ず伸びてくる」。7戦連続、3着を外していない堅実ぶりに笑顔を見せた。

 昨年は大阪杯を快勝も賞金不足で除外。今年も賞金順では除外対象だったが、レーティングで上位となって出走がかなった。「悔しい思いはあったが、その分、この1年間でじっくり仕上げられた。強豪G1馬を苦しめるくらいの実力はつけたと思う」。その言葉通り、近走はトーセンジョーダン、エイシンフラッシュなどに先着。あとは、先頭でゴールを駆け抜けるだけ。だが、そこが本当に難しい。

 最後に秘策を明かした。「もともと行きたがる馬でメンコを着けていた。だが、今回は初のマイル。無理に抑えなくてもいい。思い切ってレースで外してみる」。今年のメンバーはスプリンターあり、外国馬あり、マイティのように中距離から臨む馬あり。“異種格闘技戦”を制するのは、タフで堅実な、こういう馬かもしれないと細原は考え始めた。

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