【プリンシパルS】伏兵サムソンズプライド逃げ切ってダービー切符

[ 2013年5月5日 06:00 ]

レースを制したサムソンズプライドと騎乗した田辺裕信騎手(右端)、管理する杉浦宏昭師(左端)

 ダービー最終トライアル「プリンシパルS」が4日、東京競馬場で行われた。7番人気の伏兵サムソンズプライドが逃げ切って優勝。1着だけに与えられる優先出走権を獲得した。

 好スタートを決め先頭に立つと、前半1000メートル62秒5のスローに持ち込んだ。直線に入っても脚色の衰えないプライドに、ラスト200メートルを過ぎてからミエノワンダーが襲いかかる。田辺の左ムチに必死に応え首差振り切りゴールした。鞍上は「面白いと感じていた馬なので、いい競馬ができればと思っていた。最後までよく頑張ってくれた」と称えた。

 杉浦師は「人気がなかった今回は恵まれた」と驚きを隠せない様子だったが、「行くしかない」とダービー挑戦を明言した。初勝利まで9戦を要した“苦労人”が3連勝でつかみ取った切符。父メイショウサムソンが制した夢舞台へ、もう突き進むしかない。

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2013年5月5日のニュース