【マイラーズＣ】クラレント　きっちり勝って今度こそＧ１進出だ

　【東西ドキュメント・栗東＝１６日】いかにも開幕週の馬場が合いそうなタイプだ。マイラーズＣ出走のクラレント。昨秋の富士Ｓが１分３２秒４、前走・東京新聞杯が１分３２秒９の好時計勝ち。高速決着必至の今回も期待が膨らむ。岡崎が橋口厩舎を訪れると、赤木助手が笑顔で迎えてくれた。

　「スタートが上手になったことが大きい。以前は背中や腰が緩かったが、そこが解消された。だからスッと前に行けるし、ロスなく立ち回れる。前走はベストの競馬だったと思う」

　１週前追いは坂路で４Ｆ５５秒７～１３秒２。決して目立つ時計ではないが、調子の良さが、ひしひしと伝わってきたという。

　「トモ（後肢）がしっかりしたから、追ってからも頭が上がらない。フォームも崩れなかった。これならいい感じで行けると思う」

　昨秋のマイルＣＳは、まさかの賞金不足で除外となった。もう同じ悔しさは味わいたくない。ここをきっちり勝って、胸を張って春の大目標・安田記念に向かう。