【卒業記念レース】女子は実力者・石井がV 男子は小酒

[ 2013年3月27日 16:41 ]

優勝し胴上げされる石井寛子

 競輪選手を養成する日本競輪学校の卒業記念レースは27日、川崎市の川崎競輪場で行われ、女子第2回生による決勝(1625メートル、4周=先頭固定)は在校中の競走成績1位で、昨年10月のワールドカップのチームスプリントで日本女子初の銀メダルに輝いた石井寛子(東京)が2分26秒9(上がり13秒7)で優勝した。

 好位を進んだ石井は、残り半周手前から力強くまくり切って予選から4連勝。在校成績4位の三宅愛梨(岡山)が2着、同6位の矢野光世(福岡)が3着だった。

 男子決勝(2025メートル、5周=先頭固定)は在校成績7位で、高校総体のケイリンで3位の記録を持つ小酒大勇(福島)が豪快に追い込んで1着。2着は北川大五郎(大阪)、在校成績1位の嶋津拓弥(神奈川)が3着だった。

 卒業式は29日に静岡県伊豆市の日本競輪学校で行われ、女子18人は5月10日の京王閣開催から、男子36人は7月の開催から順次、デビューする予定。

 ▼石井寛子の話 絶対に優勝してやろうと思っていた。いろいろな展開を考えていたけど、得意なパターンで勝てた。デビュー後は先輩たちと競い合ってガールズケイリンを盛り上げていきたい。

 ▼小酒大勇の話 優勝の瞬間は、本当なのかなと思った。この喜びは真っ先に両親に伝えたい。師匠の鈴木謙太郎さんをはじめ、福島には強い選手が大勢いるので、少しでも近づけるように頑張ります。

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