【スプリングS】南井師「ベストの力出せれば好勝負」

[ 2013年3月15日 06:00 ]

南井克巳調教師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、スプリングSにタマモベストプレイで挑む南井師を直撃した。

【スプリングS】

 ――タマモベストプレイですが、メンコ(耳覆い)を着けていますね?

 南井師 新馬戦(1着)や前々走(シンザン記念3着)で少し行きたがったように多少うるさい面があるので着けています。

 ――とはいえ前走(きさらぎ賞1着)は道中2番手でばっちり折り合っていた。

 前走に関しては上手に折り合っていたので道中も良い感じで追走していると見えました。

 ――スローペースで逃げ馬が粘っていたが最後はよく差し切った。

 完全に前残りの競馬でしたからね。捉え切れなくてもおかしくなかったけど、しっかりと届いてくれました。

 ――ジリジリ伸びる感じだけど、意外と切れる脚もある?

 ビュッと切れる脚も使えると思いますよ。前走も上がりの競馬だったので、切れる脚のない馬だったら差し切れなかったと思います。

 ――兄姉もたくさん手掛けてきました。

 タマモホットプレイやタマモナイスプレイなど、上もほとんどやらせてもらっています。兄姉の多くがマイルくらいがベストだったけど、この馬はもう少し距離がもつようです。

 ――次の皐月賞(2000メートル)を考えても前走に続き1800メートルで結果を出しておきたい。

 今回は皐月賞同様コーナーが4つという意味で前走と違います。分からない部分はあるけど、しっかり結果を出してほしいですね。

 ――初の長距離輸送に対する心配は?

 今まで京都でしか走っていませんからね。このあたりもやってみなければ分からないけど、それよりも頭数が多くなる点でどうなるかが多少心配です。

 ――追い切りは先週(坂路4F53秒6)、今週(同52秒6)と動いた。

 今週はそれほど速い時計は必要ないと考えていました。だから馬なりだったけど、好時計が出た。それだけ状態が良いということでしょう。輸送や頭数などまだ分からない点は多いけど、この馬の力を出せれば好勝負をしてくれると信じています。

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2013年3月15日のニュース