混戦ムードの桜花賞戦線 差すマンボVS逃げるサプライズ

[ 2013年3月11日 06:00 ]

 桜花賞戦線はトライアル3レースが終了し勢力図が見えてきた。混戦ムードは間違いないが、頭1つ抜け出した印象なのはメイショウマンボ。フィリーズRはいったん馬群に沈んだと思える位置から、こじ開けるように伸びて2着に1馬身1/4差をつけての完勝。強じんな末脚、馬群を割る根性とG1級の能力を見せつけた形。マイルも克服済みで外回りは望むところだ。

 一方、本番と同じ舞台のチューリップ賞を逃げ切ったのがクロフネサプライズ。展開に恵まれた感はあるが、阪神JF2着がフロックでないことを証明した。両極端な脚質の2頭が女王候補だが、3戦無敗でアネモネSを制したクラウンロゼも脚質の幅を広げており、2強に割って入る可能性は十分。別路線組では2戦2勝のトーセンソレイユ。ディープインパクトの半妹という良血通りの豪快なレースぶりで、一気の頂点制覇を狙う。

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2013年3月11日のニュース