【ダイヤモンドS】アドマイヤラクティ初重賞!春の盾へ視界良好

[ 2013年2月17日 06:00 ]

ダイヤモンドSを制したアドマイヤラクティ(右)

 長距離重賞「ダイヤモンドS」が16日、東京競馬場で行われ、内田騎乗の1番人気アドマイヤラクティが直線で豪快に抜け出し、重賞初制覇を飾った。

 後検量を終えた内田は満足そうな顔でレースVTRを見つめた。「凄く乗りやすく、長くいい脚を使える。馬体を併せると根性もみせる」。操縦性、持久力、勝負根性。三拍子がそろい、ステイヤーの本領を発揮した。中団で完璧に折り合い、直線では先に抜け出したメイショウカドマツを競り落として2馬身半差の完勝だ。

 「春の天皇賞のためにも勝っておきたかった。スタミナを付けるためにハード調教を繰り返してきたかいがあった」と梅田智師。今後は放牧を挟んで天皇賞(4月28日、京都)直行のローテーションが有力。「内田騎手にはゴールドシップがいる。新たな騎手を探して挑戦したい」。指揮官は初のG1舞台に夢を膨らませた。

 ◆アドマイヤラクティ 父ハーツクライ 母アドマイヤテレサ(母の父エリシオ) 牡5歳 栗東・梅田智厩舎所属 馬主・近藤利一氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績18戦6勝 総獲得賞金1億6823万8000円。

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2013年2月17日のニュース