【共同通信杯】メイケイペガスター 横山典“マジック”で初重賞

[ 2013年2月11日 06:00 ]

レースを制した(8)。(左から)ゴットフリート、マイネルストラーノを振り切って共同通信杯を制したメイケイペガスター(右)

 スター候補の誕生だ。クラシックを占う「第47回共同通信杯」が10日、東京競馬場で行われた。4番人気メイケイペガスターが2番手から抜け出し、重賞初制覇を飾った。初コンビを組んだ横山典弘騎手(44)はこれまでの後方一気から一転、先行策で勝利に導いた。

【レース結果】

 これぞノリ“マジック”だ。メイケイペガスターと初コンビを組んだ横山典は、スタート直後にスッと好位の3番手に取り付いた。パートナーは激しい気性の持ち主。そのため、これまでは後方でなだめる競馬しかできなかった。ところがどうだ。逃げたマイネルマエストロの直後でピタリと折り合った。こうなればしめたもの。手応え十分に直線を向き、残り400メートルで左ステッキが入ると一気に後続を突き放した。上がり3Fで33秒8の切れ味を発揮したとあれば後続勢は、なすすべがなかった。

 「位置取りは考えた通り。うまくなだめられたし、いい感じで伸びてくれた」

 08年中山記念Vのカンパニー、09年有馬記念2着のブエナビスタ…など鞍上はこれまでもテン乗りでパートナーを脚質転換させ結果を残してきた。

 「まだ若い馬だし、折り合いも大変なのかと思ったから、返し馬から丁寧にやったんだ。思ったより従順だった」

 馬場入場後はライバルが続々と返し馬を行う中、外ラチ沿いをゆったりと歩かせ、人馬呼吸を合わせてから最後に走りだした。木原師も、ベテランの手綱さばきを絶賛した。

 「返し馬のキャンターで掛かる馬なんだけど、制御してくれた。勝因は折り合いに尽きる。横山君がうまかった。でも、こんなに折り合うものなのか」

 指揮官は驚きの表情を浮かべながら勝利をかみしめた。今後については「オーナーと相談して決めたい。コンビ継続は無理だと思う」と師。横山典にはコディーノという強力なパートナーがいるため、コンビ継続はかないそうにない。それでも、鞍上は「もう少しテンションが下がって、上手に走れれば。初コンビでこれだけ走るのだから、いい馬ですよ」と将来性を高く評価。

 1勝馬ながら、見事賞金加算に成功した“シンデレラボーイ”から目が離せない。 

 ◆メイケイペガスター 父フジキセキ 母ストームホイッスル(母の父ブライアンズタイム) 牡3歳 栗東・木原厩舎所属 馬主・名古屋競馬(株) 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績4戦2勝 総獲得賞金4920万2000円。

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