【クイーンC】ウキヨ風のごとく突き抜けた!桜花賞へ直行

[ 2013年2月10日 06:00 ]

大外15番からレースを制したウキヨノカゼ

 3歳牝馬のG3「第48回クイーンC」が9日、東京競馬場で行われ、4番人気ウキヨノカゼが快勝した。鞍上のビュイックはJRA重賞初V。「パフォーマンスを引き出せるよう、いい位置で競馬したかった」と振り返ったように、大外15番枠から好位4番手を確保。直線は馬場の中央に持ち出し、坂の途中で先頭に立った。「1頭になった分、最後は後ろに迫られた」と、ゴール前は接戦になったが、2着スイートサルサの猛追を首差で退けた。「乗りやすい馬。桜花賞でもチャンスがあるよ」。

 菊沢師は11年3月の開業以来、平地重賞初V。「うまく乗ってくれたし、馬も頑張ってくれた」と笑顔。騎手時代、母アドマイヤダッシュの手綱を取った縁で入厩した、思い入れのある1頭。「馬混みを経験していない課題はあるが、楽しみが広がった」と話した。今後は短期放牧を挟み、桜花賞(4月7日、阪神)に直行する。

 ◆ウキヨノカゼ 父オンファイア 母アドマイヤダッシュ(母の父フサイチコンコルド)牝3歳 美浦・菊沢厩舎所属 馬主・國分純氏 生産者・北海道日高町ファニーフレンズファーム 戦績3戦2勝 総獲得賞金5571万9000円。

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2013年2月10日のニュース