【京都金杯】ダノンシャーク 昨年2着の雪辱!名手重賞初V導く

[ 2013年1月6日 06:00 ]

スポニチ賞京都金杯を完勝したダノンシャーク(右)

 5日行われたスポニチ賞京都金杯は、1番人気ダノンシャークが直線鋭く伸びて快勝。昨年2着の雪辱を果たした。

【レース結果】

 混戦ムード漂うハンデ重賞も終わってみれば1強。今年のスポニチ賞は1番人気ダノンシャークの独り舞台だった。ラスト1Fを過ぎて力強く抜け出すと後続との差が一気に広がっていく。最後は2着トライアンフマーチに2馬身半差の完勝。昨年2着に敗れた新春の京都マイルで念願の重賞初制覇だ。昨秋に続いて短期免許を取得したルメールが初コンビで力をフルに引き出した。

 「初めて乗ることについてはあまり意識していなかったよ。彼とは相性の良さを感じたし、きょうはうまく乗れたんじゃないかな。4コーナーを回って素晴らしい手応えだったし、直線はいい脚を使ってくれた」

 まさに人馬一体で息の合ったパフォーマンス。レース運びには全くスキがなかった。大久保龍師は「よく研究しているんでしょうね。スタートでちょっと後手を踏んだけど全然あわてなかった。うまい。さすがですね」と絶賛した。

 昨年は重賞での2着が3回。実力馬にまじって一年間、経験を積んできた。それと同時に体質が強化。5歳春を迎え、これから先が充実期だ。

 「力があるのは分かっていたのに、なかなか勝たせてやれなくて…。去年はツメに不安があって稽古を加減していたけど今は思い切りやれているので。勝って胸のつかえが取れました」

 今後はマイラーズC(4月21日、京都)をステップに安田記念(6月2日、東京)を目指すプランが有力。飛躍を期す一年が最高の形で始まった。

 ◆ダノンシャーク 父ディープインパクト 母カーラパワー(母の父カーリアン)牡5歳 栗東・大久保龍厩舎所属 馬主・ダノックス 生産者・北海道日高町下河辺牧場 戦績19戦5勝 総獲得賞金1億8063万4000円。

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2013年1月6日のニュース