【愛知杯】エーシンメンフィス 51キロ生かし逃げ切り!重賞初V

[ 2012年12月16日 06:00 ]

 牝馬のハンデG3「愛知杯」が15日、中京競馬場で行われ、7番人気エーシンメンフィスが51キロを生かして逃げ切り勝ち。格上挑戦で重賞初制覇を飾った。

 前半1000メートルが1分4秒5。絶妙なペースで逃げたエーシンメンフィスは4角を回っても余力たっぷり。最後まで脚色が鈍ることなく、2着サンシャインに1馬身半差を付け、ゴールに飛び込んだ。川須は満面の笑みで振り返った。「追い切りの動きが凄く良かったし、チャンス十分と思っていた。どの位置になったとしても自分から動いていこうと思っていた」。積極的な姿勢がVを引き寄せた。

 野中師は期待馬の好走に表情を緩めた。「(管理馬の)ピクシープリンセス(1番人気6着)が負けてメンフィスが勝つとすれば、こういう展開。生まれたときから期待していた馬。体質が強くなったことが大きい」。軌道に乗った4歳馬が来年へ、力強く弾みをつけた。

 ◆エーシンメンフィス 父メダグリアドーロ 母テネシーガール(母の父パインブラフ)牝4歳 栗東・野中厩舎所属 馬主・栄進堂 生産者・北海道浦河町三嶋牧場 戦績13戦5勝 総獲得賞金7436万6000円。

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2012年12月16日のニュース