【香港国際競走】ロードカナロア スプリント制し海外初G1!

[ 2012年12月9日 17:54 ]

競馬の香港スプリントで優勝したロードカナロア(右から2頭目)。左端は7着のカレンチャン

 競馬の香港国際競走は9日、G1・3レースに計5頭の日本馬が参戦してシャティン競馬場で行われ、香港スプリント(1200メートル芝)で、今秋のスプリンターズステークス優勝馬で岩田康誠騎乗のロードカナロア(牡4、安田隆行厩舎)が快勝し、海外G1初制覇を遂げた。同厩舎のカレンチャン(池添謙一騎乗)は7着だった。

 日本馬の海外G1勝利はことし4月のクイーンエリザベス2世カップ(香港)のルーラーシップ以来で20度目(17頭目)。香港スプリントは初勝利。

 好スタートから先行したロードカナロアは、3番手で4コーナーを通過すると最後の直線半ば過ぎから抜け出し、2着に2馬身半差をつけた。

 香港ヴァーズ(2400メートル芝)に出走した2010年春の天皇賞馬ジャガーメイル(ホワイト騎乗)は2着に惜敗。香港マイル(1600メートル芝)に挑戦したサダムパテック(武豊騎乗)は6着、グランプリボス(内田博幸騎乗)は最下位の12着に終わった。

 安田隆行調教師の話 このレースは(短距離では)世界一のレースだと思っている。うれしいし、夢のようだ。日本の馬が世界のスプリント界で通用することを証明できた。来年も参戦したい。

 岩田康誠騎手の話 勝ちにきたレースで結果を出せてうれしい。調子も良く、通用すると思って臨んだが、馬がよくやってくれた。強いことを証明できてよかった。(共同)

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