世界的名手デットーリ、禁止薬物検査で陽性反応

[ 2012年11月15日 06:00 ]

デットーリ騎手

 英競馬専門紙レーシングポスト電子版によれば、世界的名手、ランフランコ・デットーリ騎手(41=イタリア)が、禁止薬物検査で陽性反応を示していたことが13日、分かった。

 同騎手は9月16日、フランス・パリのロンシャン競馬場で、オルフェーヴルが勝ったフォワ賞(ジョシュアツリー=3着)など4鞍に騎乗。レース後に受けたドーピング検査の結果、陽性と出た。来週中に仏で聴聞を受ける予定。JRAによれば、騎手に対する禁止薬物検査は通常、尿による検体検査。抜き打ちで行われ、覚せい剤、大麻の他、利尿剤、興奮剤なども禁止の対象。デットーリは、93年にコカイン所持が判明したことがある。

 85年デビュー。世界中で重賞500勝以上を挙げ、日本でもジャパンC3勝(96、02、05年)。94年からドバイの競走馬法人・ゴドルフィンと専属契約を結んできたが、先月、年内での契約解除が発表され、来年からフリーとして再出発することになっていた。

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