【エ女王杯】ホエールキャプチャ 叩いて気配一変

[ 2012年11月7日 06:00 ]

叩き良化のホエールキャプチャに注目だ

 G1馬が復活に燃える。今週は最強牝馬決定戦「エリザベス女王杯」。栗東滞在中の関東馬ホエールキャプチャは、今春のヴィクトリアMで悲願のG1タイトルを手に入れた。秋初戦の府中牝馬Sは11着に敗れたが、休み明けを叩いて良化。同レースは昨年、強豪古馬相手に4着に奮闘。毎年のように前年好走馬が活躍する舞台で、2つ目の勲章を狙う。

 ホエールキャプチャは栗東で3度目の秋を過ごしている。10年はファンタジーS3着後から約1カ月間、11年はローズS1着の前からエリザベス女王杯4着まで2カ月間のロングステイ。2日、約1年ぶりに栗東に戻ってきた。今春から担当する長谷川調教厩務員が語った。「先週は朝のカイバ食いが細かったが、すぐ慣れた。体は変わりない。元気いっぱいだね」

 秋初戦の府中牝馬Sは好位4番手で流れに乗るも、直線は鞍上・横山典のゴーサインに反応せず11着敗退。同厩務員は「直前の調教は動いていたが、夏場の暑さで体調がひと息。ノリさん(横山典)は次は良くなると言ってくれた」と振り返った。

 ひと叩きして気配はグングン良化。思えばG1初制覇を飾ったヴィクトリアMも中山牝馬S(5着)を叩いて一変した。「普段のキャンターでも柔らかみ十分。前回とは全然違うね」と上昇ぶりに目を細めた。

 エリザベス女王杯は前年好走馬が、翌年も上位に食い込む傾向がある。理由は、コース形態にある。京都芝2200メートルは、スタートして1コーナーまで約400メートルの直線が続き、各馬が思い通りのポジションを取れる。3コーナーには上り、下り坂が控え、力量の足りない馬をふるい落とす。399メートルの長い直線は後方からでも十分差しが届く。紛れが少なく、力のある馬が能力を発揮しやすいコースだ。毎年のように前年上位馬が快走し、近5年で4番人気以内の馬が上位3頭を4回も占めている。

 昨年のエリザベス女王杯は2番手からラスト100メートルで先頭に立つ積極策を見せて、小差の4着に踏ん張ったホエール。昨年の上位3頭(スノーフェアリー、アヴェンチュラ、アパパネ)がすべて不在の今年、上位進出は約束されたも同然だ。

 「昨年はメンバーが強かった。前走より自信があるし、今の出来なら勝てるんじゃないか」。目を輝かせながら、同厩務員は愛馬の馬体を磨き上げた。

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