【アルテミスS】コレクター レコード初重賞!次はG1

[ 2012年11月4日 06:00 ]

<東京11R・アルテミスS>外から猛追する(8)アユサン(左)を抑えてレースを制した(1)コレクターアイテム

 2歳牝馬の新設重賞・アルテミスSが3日、東京競馬場で行われた。1番人気コレクターアイテムが大外強襲したアユサンとの競り合いを制し、重賞初Vを飾った。勝ち時計1分33秒8は、09年キングレオポルドの記録を0秒3更新する2歳コースレコード。

 リーディングを快走する鞍上・浜中に迷いはなかった。「最内枠(1番)だったし、ロスなく折り合いをつけようと思っていた」。ラスト200メートルまでインコースで我慢。満を持して外に持ち出すと、最後は外から強襲してきたアユサンとの一騎打ちに。勢いはライバルが上回っていたが、馬体を併せると、もうひと伸びして半馬身差を抑えた。

 「返し馬でいい状態だと感じたから、自信を持って乗れた。最後の脚はいいものがあるし、どこからでも行けると思った」

 鞍上は新馬戦V以来のコンビとなるパートナーの持ち味を最大限引き出した。次走は阪神JF(12月9日)。「牝馬にしてはメンタル面が強いし、どんな環境でも力を出してくれる」と浜中。今年、重賞7勝目を挙げた須貝師は「体があるしメンテナンスに時間がかからない」と、暮れの大舞台を見据えていた。

 ◇コレクターアイテム 父ハーツクライ 母ネットオークション(母の父ストームバード)牝2歳 栗東・須貝厩舎所属 馬主・G1レーシング 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績3戦2勝 獲得賞金4106万5000円。

 ≪牝馬産駒は重賞初V≫アルテミスSはハーツクライ産駒のコレクターアイテムがV。同産駒の重賞Vはウインバリアシオン(11年青葉賞)、ジャスタウェイ(12年アーリントンC)、ギュスターヴクライ(12年阪神大賞典)

 ▼2着アユサン(丸山)いい脚を使ってくれた。まだ後ろが緩いので、そこがしっかりしてくれば。

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