【府中牝馬S】イサベル復活差し!2年1カ月ぶり勝利

[ 2012年10月14日 06:00 ]

府中牝馬Sを制したマイネイサベル(14番)

 G2・府中牝馬Sが13日、東京競馬場で行われ、10番人気マイネイサベルが豪快に差し切り、10年新潟2歳S以来、2年1カ月ぶりの勝利を飾った。2着スマートシルエット。1番人気ドナウブルーは3着に敗れた。

 新潟2歳チャンプに輝いてから、白星に見放されること14戦。これまでのうっぷんをまとめて晴らした。中団で折り合い、直線坂下でゴーサイン。粘るスマートシルエットを半馬身ねじ伏せた。

 通算17戦中15戦に騎乗してきた松岡は満面の笑み。「これまでより手先が軽くなっていた。最近、体重が増えて動きが鈍かったので先生(水野師)に10キロ絞ってくれとお願いしたんだ」。注文通りに10キロ減で送り出した指揮官も感慨深げ。「うまくかみ合わなくて、ずっと勝てなかったが、久々にこの馬らしさを出せた。脚をしっかりためてくれと指示した。自分のレースをして負ければ仕方ないからね」

 次走はエリザベス女王杯(11月11日、京都)。「今は走りのバランスが凄くいい。G1でも頑張ってくれるはず」。苦楽を共にしてきた松岡は、待望のVゴールの先にビッグタイトルを見据えていた。

 ▽マイネイサベル 父テレグノシス 母マイネレジーナ(母の父サンデーサイレンス)牝4歳 美浦・水野厩舎所属 馬主・サラブレッドクラブラフィアン 生産者・北海道新ひだか町高橋修氏 戦績17戦3勝 総獲得賞金1億6376万1000円。

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2012年10月14日のニュース