【スプリンターズS】香港馬リトルブリッジ 柔軟性◎

[ 2012年9月30日 06:00 ]

【スプリンターズS】シャム師を背にダートコースで調整するリトルブリッジ

 リトルブリッジは中山ダートで最終調整。シャム師が手綱を取り、まずはダク半周で脚慣らし。その後、ゆったりとしたペースで2周した。香港馬らしく500キロを超える筋肉質の馬体は迫力満点。「強い運動はしていないが雰囲気はいい。リラックスした中に自信がみなぎっている。仕上がりには満足しているよ」。シャム師の満面の笑みが体調の良さを物語る。

 師と鞍上のパートンは、金曜に中山芝コースを歩いて感触を確かめた。師は「思ったよりも硬い印象だったが、(香港の)シャティン競馬場と同じくらいなので大丈夫。柔軟性のある馬なので対応できる。内側が荒れ始めているので外の方がいいという意見は、ジョッキーと一致した」と感想を語った。

 国際厩舎に戻ると、来日したオーナーのコー夫妻が出迎えた。愛馬が出走するレースは、必ず現地に出向いて観戦するという。「知り合い30人の応援団を連れて来た。いいレースを期待する」とコー氏。シャム師も「国外に所有馬を出すことに積極的だし、非常に熱心な馬主さん。いいところを見せたい」と力を込めた。前走(G1キングズスタンドS)Vで競馬発祥の英国に、その名をとどろかせた。今度は日本の競馬ファンの度肝を抜く。

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2012年9月30日のニュース