【スプリンターズS】ダッシャーゴーゴー 3度目の正直

[ 2012年9月29日 06:00 ]

【スプリンターズS】悲願のG1制覇を目指すダッシャーゴーゴー

 悲願のG1制覇へ。3度目のスプリンターズS挑戦となるダッシャーゴーゴーの最終調整は、角馬場から坂路のメニュー。入念に体をほぐしてから4F63秒6。敷き詰められた木片を踏みしめるように、ゆったりと駆け上がった。「状態はいい。馬もレースが近いのを理解しているようだ。リラックスして調整できた」。安田翔助手の言葉にも自然と力が入る。

 ただ、外めの13番枠決定を知らされると、やや表情が曇った。「内枠を脚をためる競馬が理想なので。ただ、中山はプラス。直線の長いコースでは詰めが甘いので。この馬にとって気持ちのいい競馬ができれば。いい状態でジョッキーに託すだけ」。名手・横山典の手綱に期待する。

 カレンチャン、ロードカナロアを擁する安田厩舎にあっては3番手の存在。だが、既に重賞3勝を挙げている。2年前のこのレースでは2位入線→4着降着となったが、勝ったウルトラファンタジーを鼻差まで追い詰めた。メンバー次第なら断然人気になっても不思議ない実力馬。「過去2年(昨年11着)がストレスのたまる競馬。今年こそ何とか。カレンとカナロアにとっても、最もやりたくない相手だろう」と安田翔助手。主役を食う可能性も十分にある、第3の男だ。

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2012年9月29日のニュース