【ローズS】春の“雪辱”だ!秋こそ咲かすハナズゴール

[ 2012年9月12日 06:00 ]

春の分までハナズゴールが大暴れを狙う

 ハナズゴールは今春に続いての栗東滞在。前回は歓喜と苦さを同時に味わった。チューリップ賞を突き抜け快勝したが、桜花賞は直前に回避。洗い場で右後脚をぶつけるアクシデントに泣いた。続くNHKマイルCとオークスには参戦できたが順調に使えていれば…という思いはぬぐえない。始動戦の札幌記念4着の後、栗東へ。担当する野本助手が近況を伝える。

 「函館が閉まるのと同時に直接栗東へ。思ったより体の回復は早かった。春に来た時は1週間ぐらいかかったのに、今回は2、3日で戻った」

 先週の時点で馬体重は418~420キロ。環境への慣れもあって、順調な回復ぶりを見せている。小柄な牝馬だけにこれは心強い。

 前走・札幌記念は久々で初の古馬相手だったことに加え、函館で調教しての前日輸送だった。「初めての経験で、輸送してから食べないし飲まないし…明らかに当日輸送の方がいい」と言う。その状態で馬群をこじ開けて伸びてきたのだから、潜在能力は底知れない。同世代が相手で、当日輸送の今回は前進必至。「前走で距離へのメドを立ててくれましたからね」と野本助手は手応えをうかがわせる。そして「結果次第ではエリザベス女王杯まで滞在するように言われています」とも。秋の勢力図を一変させる。それぐらいの可能性を秘めている。

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2012年9月12日のニュース