【紫苑S】パララサルー、秋華賞へ収穫“ど根性”V

[ 2012年9月9日 06:00 ]

<紫苑S>レースを制したパララサルー(5番)

 秋華賞トライアル「紫苑S」が中山競馬場で行われ、1番人気パララサルーが中団から馬群を割って快勝。2着ブリッジクライムと共に秋華賞(10月14日、京都)優先出走権を獲得した。

 「凄い勝負根性だった。これまでにないスタイルで勝てたことが大きい」。三浦が紅潮した顔で語った。後方一気の末脚で3連勝した春とは一転、中団を追走。直線で馬群をこじ開けると、内から追いすがるブリッジクライムを半馬身差振り切った。桜花賞時は馬体減りに悩まされたが、5カ月の休養を経て12キロ増。オークス出走断念となった、ひづめの不安も克服した。

 「後方からではG1で勝負にならない。前へ出してくれと指示した。2000メートル戦や時計の速い馬場にも対応できた」と国枝師はたっぷりの収穫を強調。本番では2冠馬ジェンティルドンナが控えるが「強い関西馬相手でも戦える器」と、三浦は力強く結んだ。

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2012年9月9日のニュース