ミスターピンクの一言で…吉本騎手が再デビュー!

[ 2012年8月3日 06:00 ]

再デビューを果たした吉本騎手

 【地方競馬です!!】7月16日、競馬ファンには見慣れた勝負服の男が浦和に登場した。「メイショウ」の冠でおなじみ松本好雄氏の馬主服と同じ胴青、桃襷(たすき)、桃袖。身にまとうのは、この日、再デビューを果たした吉本隆記(たかのり)騎手(35=浦和・牛房)だ。松本氏公認。「01年宝塚記念馬メイショウドトウのように活躍できる騎手になりたい」という思いを込めた。

 95年に名古屋でデビューしたが、売り上げ低迷で先輩騎手が引退するのを見て自らも07年に競馬界を去った。その後3年間は製鉄所で働きながらファンとして競馬場を巡った。オーストラリアや韓国へも。そうするうちに、閉じ込めたはずの思いがうずきだす。復帰の決定打はミスターピンクこと内田利雄騎手の「人生は一度きり。好きならあすのことを考えても仕方ない」という言葉。当時フリーとして全国を回っていた内田の言葉に、自分が競馬を忘れられないことを思い知らされた。

 厩務員をしながら今年6月1日付で騎手免許を再取得。所属する浦和の開催に合わせ7月16日に再デビューすると、同日2戦目で勝利と幸先のいいスタートを切った。「周りの人が(騎手免許再取得の)応援してくれた分、前より手綱は重い。期待に応えたい気持ちも強くなった」。馬に乗り、馬を降り、そしてまた馬に乗る。再び握った手綱の感触をかみしめた。(秋田 麻由子)

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